書籍装画『短編小説をひらく喜び』

書籍装画
『短編小説をひらく喜び』
金井雄二

港の人
装幀:菅 渉宇
装画:正一

金井雄二さんのエッセイ『短編小説をひらく喜び』(港の人)の装画を担当しました。

文学が大好きだ。少年のころから本のとりことなった著者は、とりわけさまざまな人生の匂いや景色、断面を鮮烈にえがく短編小説の世界にたっぷりと魅せられてきた。志賀直哉、石川淳、牧野信一、藤枝静男、阿部昭、シャルル=ルイ・フィリップ、チャールズ・ブコウスキー、レイモンド・カーヴァーほか……32作家35作品、短編小説をひらく喜びをあますところなく語る。

鎌倉の出版社・港の人から刊行。少年のころから本のとりこになった、図書館司書であり詩人の著者が語る短編小説の魅力。
個人的には、気分を一変させる出来事の芥川龍之介「蜜柑」、涙がでる場面、山川方夫「煙突」がとてもよかった。
中高生に読んでほしい本という章もあり、若い方にも読んでもらえたら嬉しい。

装幀は菅 渉宇さん。白黒で刷った木版画をきれいな特色で色指定してくださった。書名は手書きと聞く。余白も美しい。



西荻窪・FALLでの港の人フェアより